X運用

【SNSで稼ぐ】Xで商品が売れない人の見落としているポイント

こんにちは!サタと申します。

普段はSNS運用をメインに様々な企業の裏方に入ったり、個人のアカウントのコンサルなどをメインに仕事をしております。

このブログでは

「X(旧Twitter)で稼ぎたいけど、なかなか売れない…」

という人が見落としているポイントについてまとめていきたいと思います!

についてまとめていきたいと思います!

X運用でよくある間違いと重要な2つのポイント

・提供している商品が「toC向けの営業コンサル」なのに「法人営業のプロ!」と発信
・「インスタ運用代行の案件獲得」が目的なのに「SNS運用をまるっと!」と発信
突然ですが、これ違和感に気付きますか?

プロフィールと発信内容がズレてるアカウントって結構あるんですよね。

Xであなたのビジネスを加速させたいなら、

・Xアカウントの肩書き、プロフィール文、ヘッダー画像
・日々のポスト

これらを「Xの運用を通して、あなたが提供できる商品及び価値」と齟齬が無いようにしないといけません。ここがズレたまま運用すると、あなたが求める結果つまり「Xを通じて売上を加速させる」という結果は出ません。

ではなぜ日々の発信と商品を明確につなげなければいけないのか?

理由は大きく2つ。

①フォロワーにとって明確なフォローメリットが伝わらないから

②あなたの商品を必要とするフォロワーを獲得できないから。

詳しく解説します。

①フォロワーにとって明確なフォローメリットが伝わらないから

具体例をあげた方が伝わりやすいかなと思うので少し例をあげてみます。
あなたが「在宅でできる副業を探している会社員に10万円のインスタ運用代行の講座」を売っていきたいとしましょう。

この場合、どういう悩みや課題を持った人があなたをフォローするでしょうか?

・会社員をしているけど将来に不安があり、何か副業をしたい
・最近インスタ運用代行の副業がアツいって聞くけどまだあまり分かってない
・再現性のあるノウハウを学べるところがあるなら知りたい
・副業に当てられる時間は限られているから出来るだけ最短最速で結果を出したい
・どれくらいの労働時間で成果が出るのか全く想像がつかない

こんなイメージでしょうか。

それなのに

・「インスタって6時間は最低でもかけないと絶対に無理」と発信
→会社員の方は”限られた時間で稼げる副業”を探している。あなたのフォロワーにとっては実質「あなたは対象外だよ。稼げないよ」と言ってるようなもの(ただウソは良くないので、時間がかかるならちゃんとそう言うこと)

 

・「SNS運用をまるっと引き受け!」のような名前にしている
→完全にtoB向けのプロフィールになっており、かつインスタより広いSNSとなっているのが抽象的。ターゲットに刺さりづらくなる。

 

・発信内容があなたの日常ばかりで趣味アカウントのようになっている
→あなたが獲得したい「会社員で何か副業に興味がある」「インスタ運用代行アツいって聞いて気になってる」という方々はあなたの日常に興味はありません。
興味を持たれるのは「この人をフォローしたらインスタ学べそう」「この人追ってたら何か副業で稼げるかも」とワクワクさせてくれるような人です。

このように理由がないとあなたはフォローされません。
そのため、フォロワーにとって明確なフォローメリットを正しく伝えることが必須なんです。

②あなたの商品を必要とするフォロワーを獲得できないから。

こちらも同様に具体例をあげた方が伝わりやすいかなと思うので少し例をあげてみます。
あなたが「会社員で何か副業を検討している層に10万円のインスタ運用代行の講座」を売っていきたいとしましょう。

よくある間違いが「とにかくフォロワーが多ければ売れるだろ!」というもの。
もしあなたが、ただただ”フォロワー数”を追っかけたとします。

・誹謗中傷してインプを稼ぐ
・YouTubeやテレビから伸びそうな動画を切り取り大衆受けするポストばかり
・伸びやすいAI系のジャンルやエロ系の発信をする

するとどうなるかというと…

・インスタやそもそも副業に興味の無いフォロワーが集まる
→普段の投稿はインスタやそもそも副業に興味がある層向けで発信するので、反応率が悪くなりアカウント評価が下がる。

 

・フォロワーの属性が壊れる
→Xに「このアカウントはこういう人にフォローされている」と誤った認知をされるリスクがあります。実際、今まで10アカウント以上、それによりインプが一切取れなくなり、復活できなくなったアカウントを知っています。

このようにデメリットしかありません。
必ず、あなたの商品を必要とするフォロワーを獲得するための運用をしなければなりません。

2つの課題を解決するプロフィール及び発信の組み立て方

では、この2つの課題を解決するプロフィール及び発信の組み立て方を具体的に説明します

プロフィール面の話

まずはフォローメリットが伝わるプロフィール(肩書き・ヘッダー画像・プロフィール文)を考えます。

ここから先は、販売する商品が「toC向けの営業コンサル」だと仮定します。

・肩書き編

肩書きとは、名前の後ろの部分(@以降)です。
もうすでにフォロワー数が多い人(1万人以上いたり、「○○と言えばこの人だよね」みたいな人)は肩書きは無くても良いです。

ただ、フォロワー数がまだ少なく「○○と言えばこの人!」とならない場合は肩書きは必須。
今回の例であれば「toC営業の先生といえばこの人!」と思ってもらえるポジションを確立するまでは、しっかり肩書きに「@toC営業のプロ」など明記すること。

このように名前の後ろに肩書きを付けないと、新規の人があなたのアカウントにたどり着いた時に「この人は○○に詳しい人なんだ!」となりません。

例えば、下記の2アカウントの名前を見て、どっちのプロフを見たいと感じますか?

①田中くん@営業マン100人を指導してる人
②田中くん

パッと見て気になるのは①ですよね。

そもそもパッとタイムラインに見知らぬ人が流れてきて、フォローするというのは、非常にハードルの高いこと。にもかかわらず②にしていると「ふーん、誰これ。何してる人かもわからないからスルーしよ」と0.5秒で損切りされるわけです。

そしてここの肩書きですが、なんとなくで決めてる人が多すぎます。
肩書きは、あなたの名刺となる部分。ここを雑に決めるのは機会損失がとてつもないです。

肩書きを作るときに意識するべきポイントは2つ。

・発信のターゲット(営業マン)
・あなたが提供できる価値(営業力をあげて収入アップ)

この2つを必ず意識してください。

これらを意識すると、例えば
・田中くん@月商100万円越えの営業マンを育成する人
・田中くん@会社員向けの営業スクール運営
・田中くん@コミュ障でも営業を得意にさせるプロ

みたいなイメージです。
プロフィールを見た人が」
「自分は人と話すの得意じゃないし、営業にも苦手意識あるけど、もしかしていける?」
と思ってもらえればOK。

ダメな例
・田中くん@マーケティングを極めた人
→マーケティングを教える人なのか、田中くん自身がマーケティングを駆使して仕事しているのか、そもそも誰向けなのか。どのように使えるのか。どのような場面で使えるのか。
もっと言うと「マーケティングってつまり何?」となる人が多い。

この肩書きは抽象的すぎて何もフォローメリットが伝わらない。

・田中くん@法人営業で売上最大化させるプロ
→toB向けに営業代行を提供している印象を与える

パッと見た時に「どう思われるか」は意識して肩書きは作ってみてください。

色々な方の肩書きを見てみると「この人のは伝わりやすいけど、この人はあんまりだな」と気付くことが多々あると思うので面白いです。試してみてください。

ヘッダー画像編

自分の理念や実績、経歴など自分をさらに詳しく説明するものにしてください。

間違ってでも
・気に入ってる風景の写真
・そもそも設定しない
なんてことはやめてください。

その人のことが分かるようなヘッダー画像にしましょう。

ココナラだと2000円〜ほどで依頼できます。
本気でX運用でマネタイズをしていくなら、しっかりと魅力を伝えましょう。
視覚的にあなたのことを伝えられるので、ここの投資はケチらないようにしてください。

toC向けに営業コンサルを売っているなら
ヘッダー画像に入れる内容は
・あなたが営業を教えてる上で大切にしていること
・一言で分かる営業をプッシュする言葉
・他者からの感謝の言葉や評価されている言葉
・売上画面のスクリーンショットで超具体的な権威性の提示
・今までしてきたこと、経歴

などが候補として考えられます。
完全な正解はないですが、視覚的にあなたの魅力を伝えるチャンスですので妥協しないで考えてみてください。

・プロフィール文編

プロフィール文ので入れるべき大まかな内容とその狙いは以下になります。

プロフ文の要素① 自分をフォローするメリット
→パッとみた時に「この人をフォローすべきだ」と直感的に価値を感じてもらう必要があります。
例えば先ほど書いた事例だと
・田中くん@月商100万円越えの営業マンを育成する人
→フリーランス・経営者で月商100万円以下で営業に課題を感じている人がフォローメリットを感じる
・田中くん@会社員向けの営業スクール運営
→会社員の方で営業マンとして働いているがなかなか契約をとってこれない人がフォローメリットを感じる

・田中くん@コミュ障でも営業を得意にさせるプロ
→営業に苦手意識を持っている新卒営業マンにとってフォローメリットを感じる

プロフ文の要素② 端的な自己紹介
→あなたが何者か?が分からないと「この人良さそう」と思っても「けど実際どんな人なんだろう」と思われる可能性があるからです。

例えば「上場一部企業で営業リーダーを5年経験」だけだと実績しかわからない。
けどその後に「新卒時はコミュ障ゆえに営業が苦手で毎日会社のトイレで吐いてました」と書いたらすごい苦労してたんだなと伝わりますよね。過去は○○で苦労してました、と「過去は結果を出せていなかった系のこと」を書くのは鉄板です。

プロフ文の要素③ 発信者としての自分の理念
→あなたの内面的な部分や発信する上での想いを端的に一言で伝えてみてください。ここは人間性の部分で共感してもらった方がフォローに繋がりやすいためです。

・例えば
「手足が折れても納期だけは絶対に死守する男です」
「仕事に人生を捧げたくないので1日4時間以上は働きません」
「詐欺で数億失った経験から再現性の高い手法しかやりません」
などがあると共感につながります。

プロフ文の要素④ これまでの自分の実績
→そして最後は実績を入れてください。数字(実績)を出せない人に価値はないです。小さな実績もいいので何か書いてください。
例えば
「営業マン100人を離職率1%で育てあげた男」
「1,000人以上に営業指導をした」
「単価100万の商品を成約率80%叩き出した人」
のようなイメージです。

これらプロフ文の要素①〜④を踏まえて、販売する商品が「toC向けの営業コンサル」だと仮定してプロフィール文を作成してみます。
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ワンランク上の営業スキルを教えるプロ|営業会社で10年働く→営業会社設立|営業を10年で30万件した経験から、実践ですぐに使える営業スキルを教える|営業さえ出来れば何をやっても失敗しない|営業会社でトップセールス|累計1億円の売上|現在100名以上にノウハウを伝え95%の人が成約率40%アップ
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ほんの一例です。
参考にしてみてください。

ただ最も大事なのは「自分がこういうことを意識して作った」よりも「客観的に見てどう思われるか」です。
なのであなたが「営業を学びたい人」になりきってみて
「どういうプロフィール文に惹かれるか」を一度考えてみるのもいいのかなと。

 

ポストの内容について

基本的には提供している商品と繋がりがないと意味がありません。
実際に添削させていただいた方々から参考ポストをいくつか取り上げてみました。
合わせて取り上げたポストとその改善点についても入れてみましたので見ていって下さい

参考例その1 しょーてぃさん(toC向けに仮想通貨の商品を販売)

▼Xアカウント
https://x.com/sho_tea_blog

改善点
・すでに仮想通貨の知識がある層にとっては「少し抽象的」であり、漠然と稼ぎたいからフォローしてる層にとっては「クリプト?何それ。分からんから読まんとこ」ってなる。「このポストは誰向けにポストしたいのか」を投稿する前に一度考えて作成する。

・○○な人は○○すべき」とターゲットを明確化すれば誰向けのポストなのか分かりやすい

・短文ポストでかつ、抽象的だとタイムラインに流れてきても止まってもらえない。短文であるほど冒頭の引きや具体的な数字、意外性、常識の破壊、ターゲットへの問いかけなどを入れて工夫する

 

参考例その2 とける先輩|¥300で即る人さん(toC向けにセフレの作り方を販売)

▼Xアカウント
https://x.com/300TOKERU

改善点
・セフレを作りたい人はマインドセットを求めていない可能性が高い

・こういったセフレを作るなどの商品で、いわゆるビジネスっぽく「図解で解説する」のは個人的には違和感。リアルな報告とあとは網羅された恋愛テクニックなどを出すだけで良さそう

・「300円で即る」というワードが他の恋愛系の方と差別化できる部分なので、この点を掘ってポスト作成する方がフォロワーの方々は喜びそう

 

参考例その3 平井 ユウ|シンクインク(株) 代表取締役さん
(toB向けにバックオフィス業務の仕組化と自動化を支援を販売)

▼Xアカウント
https://x.com/thinkinc0209

改善点
・企業の人がこのポストを見て「平井さんに発注したら社内の業務改善につながりそう!」と思ってもらえない。toB向けに業務改善の話をしていかないといけない。また「業務改善」は漠然としているので、そこも深掘りをしてあげると親切。

・特に伝わりづらい提供商品(他の「インスタで0→1」「デザインで稼ごう!」とかよりも伝わりづらい)の場合は、短文のみだと伝わりづらい。長文を活用する。一度作り込んだ長文ポストは半年後にまた再ポストするなど再利用できるので、一旦頑張って作る。

・企業向けに商品を提供している人を複数リサーチしてみて、その人がなぜ案件を取れているのかを一度考えてみる。

 

参考例その4 ミレ|パワポ制作代行さん(toB向けパワポ制作代行を提供)

▼Xアカウント
https://x.com/HatarakuMire

改善点
・企業の人が見て「この人に依頼したらちょっと文句を言われてしまうかも」と1mmでもクライアントを不安にさせない方が良い

・X経由で案件を獲得する場合、過去ポストは見られていると思っておいた方がいい。

・これが裏アカで案件を獲得する用のアカウントでなかったら愚痴や不満などはアリだが、案件獲得アカウントならNG(営業マンが目の前で「はぁ営業だるい」と言ってるようなもの)

・あなたが発注したいと思う人はどんな人か?(自責思考がある人・飛ばない人・やりとりがスムーズな人・努力している人・スキルがある人など)客観的に見てみる。

 

【まとめ】4つの意識すべきポイント

この章の結論です。

・顧客ゴールは明確にしないとあなたの強みが正しく伝わらない
・フォロワーにとって明確なフォローメリットを必ず伝える
・顧客にならないフォロワーを集めてしまっても、見せかけの数字でしかなく売上が1円も出ない
・プロフィール(肩書き・ヘッダー画像・プロフィール文)・ポスト内容はこだわれ

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!